MINI-Z AWD 改造
~ベアリング組み込み~
MINI-Z AWDでは、AWDならではの難点が豊富です。
軸受けが従来のRWDモデルと比べて2倍近くまで増えた事によるフリクションが強い。
これは、AWDの欠点ですね。これの克服は、ほぼ不可能でしょう。
なので、メーカーサイトでもベアリングの装備を推奨しています。
今回は、純正では無くサードパーティー“スクワット”から発売されているボールベアリングを装備します。
MINI-Z AWDのベアリング組み込みは難敵。と言われています。
ですが、Xmodsなどで精神分裂まで追い込まれた者には何てことも無い作業です。
勿論、自称ベアリング組み込み初心者。な方にも安心して作業をして頂けるように
写真付きでチェックポイントなども踏まえて解説させて頂きます。
工程1
~初期段階~
工程2
~第1階層へのアクセス~
基本的に、シャーシ上部から外していきましょう。底面は、触らなくても問題はありません。
分離パーツは、前後アッパーデッキ、基板カバー、アンテナ、モーターコードです。
工程3
~ドライブトレインの排除~
取り外すのは、ナックル(4輪)、サススプリング、前後デフです。
すみません、画像データーが紛失してまったので後日撮影し直した画像です。
ご迷惑をお掛け致します。
工程4
~フロント回りのベアリング組み込み~
まずは、難関と言われるドライブシャフト(フロント側)にベアリングを組み込みましょう。
まずは、ドライブシャフトの先に付いているピニオンを手前に引きましょう。
手前に移動させると、リヤのギヤがドライブシャフトからフリーになります。
フリーになった物は、随時取りましょう。
ここで、リヤ側のドライブシャフト用プラメタルが放出される可能性があります。
放出された場合は、放置しておいてください。
ドライブシャフトを手前に引き出しただけでは、取れないのが難関指定される最大の原因です。
なので、シャーシに若干の加工を施す事をお奨めいたします。
加工内容は、下画像で精密ドライバーの先端で指されている部分の穴開け加工です。
これの加工は、パーツを装着した状態で加工可能なのでご安心を。
この加工によるメリットは、サーボギヤカバーを脱着せずに
サーボギヤカバー下のビスにアクセス可能になる事です。
サーボギヤカバーの下のビスを緩めると、若干サーボギヤカバー付きでも余裕ができます。
空間拡張には、マイナスドライバーを使用します。
チェックポイント
空間拡張を施す際には、下画像のビスを放出する事が前提となります。
サーボギヤカバー付きでの、空間拡張の限界は下の画像程度です。
上画像程度に、空間拡張を施すと簡単にドライブシャフトを手前に放出させる事が可能となります。
ドライブシャフトを放出させれば、簡単にドライブシャフト用ベアリングの装着が容易となります。
工程5
~第2の難関?ナックル~
ナックルへのベアイリング装備は、第2の難関と言っても過言ではありません。
標準のプラメタルでも、十分に放出が困難です。
ベアリング抜き、などのツールを入手していれば作業は容易です。
ですが、ツールを使用しないで作業を進めます。
ナックルに仕込む問題のベアリングは、以下の図の様な構造です。
ナックル内部にはめ込むベアリングは、一度ユニバに差し込みましょう。
ベアリングを差し込んだ状態で組み立てます。
組み立てましたら、ホイールを組み込み、ナットを締めこみましょう。
この際に、“グ・・・グ・・・”、“ギュ・・・”とか効果音が聞こえます。
これはナックル内部にベアリングを挿入している為です。ご安心を。
ですが、ユニバ締め込みだけでは内部のベアリングは適正位置に収まりません。
精密ドライバーなどの柄で押し込んでください。
工程6
~全体の組み立て~
ここでは、工程1、2、3、をご覧ください。
AWDは、分解より組み立ての方が楽です。
自分で分解できた方なら、余裕でしょう。
工程7
~最終点検~
最終点検内容は、以下の項目です。
項目 | 対処法 |
ナックル内部のベアリングは正しく挿入されているか? | 精密ドライバーなどの柄で押し込みましょう。 |
ナックル外部のベアリングは正しく挿入されているか? | 平らな面にベアリングを当てて挿入しましょう。 |
チェックポイントで表示されている箇所のビスは絞めたか? | 精密ドライバーなどで絞めこみましょう。 |
シャーシの筋が割れていないか? | 割れた場合は、交換及び接着しましょう。 |
ビスが余ったりしていないか? | 正しい場所から、隔離作業を行いましょう。 |
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